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1912
新世界とは、1912(明治45)年に新しくできた新市街の正式名称である。
もとは、1903(明治36)年に開催された第5回内国勧業博覧会の会場跡地であり、その新市街・新世界の目玉として建設されたのが「通天閣」と遊園地「ルナパーク」であった。現在の通天閣は2代目である。
1912(明治45)年に登場した初代通天閣は、パリの勤族門とエッフェル塔を合体させたデザインで、
場所も現在の2代目より約30メートル南に位置していた。高さ75mの初代通天閣は当時、東洋一の高さを誇る鉄塔として話題となり、大阪のシンボルとして多くの人々に愛された。
初代通天閣の建設から2代目の再建を経て、110年以上ものあいだ、大阪の人たちに愛され続けてきた新世界のシンボル・通天閣。ここでは初代通天閣とルナパークの在りし日の姿(明治末期から昭和初期)を中心に、新世界の歴史を写真で振り返る。
監修:橋爪紳也写真提供:株式会社大林組協力:新世界歴史研究会
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